読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

真空パックとスピーカー

久石ソナ @sona_hisa は日常と作品の中に住む準備をしています。

長崎ひとり旅で感じたこと〜中編〜

だんきゅう風呂を後にし、遅めの昼食をとる。温泉街の定食屋には独特な雰囲気が漂う。長崎の名物と言えば、ちゃんぽんと皿うどんが思い浮かぶ。ちゃんぽんは本格的な味を楽しもうと思い、皿うどんを注文。きっとこれは、雰囲気を味わうものなのだと思いつつビールとともに完食。

f:id:sona_hisa:20170328214116j:image
雲仙温泉には地獄が存在する。地獄からの叫びに圧巻されながら、空へと向かう煙を眺める。

f:id:sona_hisa:20170328214219j:image

湯気と雨にまみれながら歩いていると、旅行で来ているのであろう家族連れのお子さんから「こんにちは」と言われた。登山中にすれ違う人たちと挨拶するのはマナーだと思う。けれど、街でまたや温泉街で知らない人と挨拶することはそうない。ふいに心を温めてくれた。
もう一つ日帰り温泉には入り、雲仙温泉を後にする。

f:id:sona_hisa:20170328214756j:imagef:id:sona_hisa:20170328214936j:image

小浜温泉行きのバスに乗り込む。バスに乗り込む人の中に学生服の少女がいた。当たり前のことなのだが、この土地にも学生がいるのだな、と改めて実感する。周りに家がすくなくなったバス停で少女は降りた。あらゆる希望や悩みを抱えているのだと考えると、自分のちっぽけな存在だけがバスとともに揺れるのである。

f:id:sona_hisa:20170328214849j:image
宿に着き、夕食へ。夕食は小浜温泉の居酒屋(?)で地元で獲れた海鮮丼をいただく。たぶん地元の方だろう人たちの話し声を聞きながら食べている食事は飲み足りなさと喋り足りなさを積もらせる。
居酒屋を後にし、辺りは真っ暗であった。夜の海のそばの道を散歩して、宿へと向かう。宿に向かう途中、ダイニングバーを見つけて入る。名前は「くうかい」。

f:id:sona_hisa:20170328214517j:image

中の見えない扉をあけてみると広々としたテーブル席とカウンターが見えた。初めはテーブル席へと通されたが、店員と地元の人に呼ばれてカウンターに移動。地元の人との会話はとても面白く、それはきっとその地に行かなければ、味わえないものの一つだろう。
小浜では、ナンパに会う確率よりもイノシシに会う確率の方が多いという。
そんな話を聞きながら、笑いながらお酒を飲み、明日のことを考える。

f:id:sona_hisa:20170328215127j:image
巡った方がいいところはないですか?と尋ねると、刈水地区のことを教えてくれた。
そこは小浜からすぐ近くにある、車の入れない地区だという。そんなわくわくするところがあるのか、と思いながら、時間もいい頃合いになっていた。
「くうかい」さんを後にし、宿へ戻り、小浜の温泉を堪能して、長崎ひとり旅の1日目を終えた。